2016年3月29日火曜日

とろける白身魚カレイ

こんにちは、龍の壺スタッフ ナッキーです。
この前のお休みに親戚と食事に行ったのですが、
姪っ子が随分大きくなっていてびっくり!
好きな食べ物は?と聞いたらすかさず
「エンガワ!」
…将来が楽しみです(笑)
というわけで、今回のコラムは
エンガワでおなじみ、カレイについてです。


カレイは日本中に広く生息している魚ですが、その種類は驚くほど多いです。
代表的なマカレイ、マコカレイ、アカガレイ、ナメタカレイなど40種類以上もあります。
種類は違えども美味しくなる旬の時期は寒くなってからで、この時期に脂を蓄えています。
似た魚にヒラメがいますが、カレイとはまったく違う魚で
カレイはカレイ目カレイ科に属しています。
日本で一番とれているのがマガレイで、寿司屋さんのタネとして通常使われており、
カレイ特有の甘みとあっさり感が楽しめます。
また高級カレイとしてはマコガレイが貴重で、
淡白な印象の強い白身魚の中でも脂ののりが一段と高く
寿司タネほか揚げ物にもおすすめです。
カレイのエンガワも濃厚な味が魅力で、
ヒラメにも劣らないエンガワの握りに納得することさえあります。
北陸ではカレイの王様と称される「笹カレイ」が
今や水揚げが激減し貴重品となっています。
身は繊細で脂の質も他のカレイでは真似できない上質の脂が特徴です。
焼いたの時の芳醇な香りもよく、この味はまさに王者の名にふさわしい味わいです。
カレイをこよなく愛している地域が東北三陸地域から仙台湾にかけての地方で、
ババガレイ(別称ナメタカレイ)が正月には欠かせない風習があります。
この地方の各家庭では大晦日になると筒きりにしたカレイを腕によりをかけて煮つけます。
煮汁を絡めた肉厚の身は脂ののりが最高で濃厚なうまみ口に広がります。
ひれの部分はコラーゲンタップリ。
子持ちは子孫繁栄の象徴として食べられており、
昔からカレイとともに生きる人たちがそこに営みを続けています。


福岡中洲の寿司屋 -鮨と炙り 龍の壺

福岡市博多区中洲2丁目515 1ラインビル 1F
TEL 092-282-1010 
営業時間:1800~翌300 
定休日:日曜日



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