2015年12月9日水曜日

定番中の定番「ハマチ」



出世魚であるハマチは、ブリになる前の段階をいいます。

またハマチという呼び名は主に西日本で使われており、東ではイナダです。
出世魚という形ができたのは諸説がありますが、
大きさ、形が変わっていくことにありますが、
やはり味が違うので呼び名も変えて呼んだようです。

一般的には関東がワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、
関西はツバス→ハマチ→メジロ→ブリとなっています。
但しこれは天然ものの場合であり、最近の寿司屋では、
養殖ものはハマチで天然をブリと表記していることが多いようです。

では味はどう変化するのでしょう。
やはりサイズが小型の分だけ脂分が少なく、さっぱりとした味が特徴です。
ハマチは夏が旬といわれており、
暑い季節にしつこすぎない低カロリーの旨みを楽しむことができます。
秋が過ぎ、冬になるとまるまると太り、
脂をいっぱい蓄えたブリとなり濃密な味が楽しめます。

ハマチの料理も比較的あっさり系のカルパッチョやサラダなど
野菜との組み合わせの料理が人気ですし、
またたれをかけて食べる海鮮丼にも最適。
他の魚の味を邪魔しないよさがあります。
アラ(頭・骨)を出しにしたあら汁(塩で味付け)も
濃すぎず上品な味に仕上がります。
丸ごと一匹を余すことなくいろいろな料理で
楽しめるのもハマチならではでしょう。

寿司タネとしてももちろん定番中の定番です。
養殖ものもあるので安定的に入荷するので1年を通じて食することができます。
季節に応じてハマチ・ブリと食べ比べるのも一興でしょう。


福岡中洲の寿司屋 -鮨と炙り 龍の壺- 

福岡市博多区中洲2丁目5−15 第1ラインビル 1F
TEL 092-282-1010
営業時間:18:00~翌3:00
定休日:日曜日

食べログ


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