2016年4月2日土曜日

平安時代の神経衰弱?


こんにちは、龍の壺スタッフ ナッキーです。
この前、親戚の子が遊びに来ていて、
トランプなんかをして過ごしました。
神経衰弱なんて、随分久しぶりでしたが
案外やってみると楽しかったです。

神経衰弱ですが、日本でも昔から
似たような遊びがされていたのを知っていますか?
「貝合わせ」と言って
貝の裏側に絵を描いて、同じものを当てる遊びです。
1100年代平安末期に作られた「山家集」に
貝合わせについて西行法師が歌を詠んでいます。
同じような遊びでも、貝を使うとなんだか
優雅な感じがしますね。

今回は、貝合わせでも使われた
ハマグリについてのお話です。



ハマグリの語源は
浜にある栗のようだということでハマグリ、
石をクリと称していた時代に浜の石のようだ
ということでハマグリとの説があります。

日本で食べているハマグリは、
日本にもともといる2種の「ハマグリ」と「チョウセンハマグリ」
(チョウセンの名がついているが日本純粋種)と、
外国種で輸入物のタイワンハマグリ、
シナハマグリ、ミスハマグリがあります。

生きたままの貝を炭火で焼き、
貝がパッと開いたときの身の瑞々しいツヤはなんともいえません。
醤油を垂らし、ほおばると身の旨みと磯の香りが
口いっぱいに広がります。

欠かすことができないのが江戸前寿司ネタの
煮ハマグリ、通称「煮ハマ」です。
寿司職人の腕の見せ所が煮ハマの仕込みです。
お店によって細部は異なりますが
煮ハマといって実際は漬け込みが本来の作り方のようです。

ハマグリを下茹し、茹汁を使いタレを作り、
それに茹でたハマグリを味が染み込むまで漬け込む。
下茹で加減がとても難しく、柔らかすぎず、固すぎず。
漬け込みの時間も身に充分染み込む按配を大事します。
最近は原料不足で本来の煮ハマが寿司店に置けなくなってきてますが、
品書きにあったら是非お試しくださいね。




福岡中洲の寿司屋 -鮨と炙り 龍の壺
福岡市博多区中洲2丁目515 1ラインビル 1FTEL 092-282-1010
営業時間:1800~翌300 定休日:日曜日
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