2016年4月26日火曜日

海の宝石、キビナゴ

こんにちは。龍の壺スタッフナッキーです。
最近お茶にはまってます。
おいしい緑茶をいただいたのですが、
たまにフライパンで炒ってほうじ茶にしたりすると、
また違った味わいで美味しいんですよね。

今回は様々な料理を楽しめる、
きびなごについてのお話です。



キビナゴは吉備奈子と書かれたりしていますがこれは漢字の単なる当て字のようです。
鹿児島では「帯」のことを「きび」と呼び、魚体の縞を帯と見立て
「帯の魚」(きびなご)と呼ぶようになったようです。

ニシン科で体調8~10㎝ほど。外洋を群れながら回遊してきたキビナゴは
春から初夏にかけて産卵のために海岸に押し寄せ、この時期、
脂がのって一番美味しい旬を迎えます。

海面すれすれに泳ぐキビナゴの大群は実に美しく、海の宝石と称されています。
静岡以西で獲れるキビナゴですが、昔から水揚げが多いのはなんといっても
鹿児島地方です。特に甑島周辺はキビナゴが豊富にとれ
様々な料理で食されてきました。

新鮮なキビナゴを味わうにはまずは刺身が一番です。
頭をとり、尾と内臓、骨を手で取り除き、開いて水洗いすると出来上がりです。
鹿児島では開いたキビナゴの背を上に丸いお皿に盛りつけた
「菊花造り」が名物で見た目にもとても美しい料理です。

またもろみと醤油に浸して漬けで食べるのも刺身とはまた違う味わいです。
甑島の漁師たちが好んで食べるのは炭火焼きです。網にのせ塩を振り、
焦げないように注意して表面に焼き色が付きカリッとなったらできあがりです。
中身がホクホクの旨みたっぷりのキビナゴがいただけます。
丸ごとなら天ぷら、唐揚げなども最高です。

キビナゴは非常に栄養価の高い食べ物でもあります。
魚の中でDHA含有率がもっとも高いと言われています。
またEPAやカルシウムも豊富なヘルシー食材です。
DHAやEPAは魚の油に含まれる不飽和脂肪酸で、
がんや脳血管疾患など成人病予防に効果があります。
美味しくまた体にいいキビナゴのパワーは絶大です。


福岡中洲の寿司屋 -鮨と炙り 龍の壺- 

福岡市博多区中洲2丁目5−15 第1ラインビル 1F
TEL 092-282-1010 
営業時間:18:00~翌3:00 
定休日:日曜日

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