2016年6月17日金曜日

細長い体に大きな口のカマス

こんにちは、龍の壺スタッフ ナッキーです。
そうめんやうどんなど、つるっとした麺類が恋しくなる季節ですね。
食べやすい反面、栄養があまりないのがネックです。
夏でも食べやすいお刺身、実はビタミンやミネラルが豊富なんです。
中でもカマスはビタミンDやビタミンB12がたっぷりと含まれていて
免疫力アップや貧血の予防に効果的です。今回はそんなカマスについてお話しします。

カマスとは、昭和三十年代くらいまで農業や水産の荷物を運ぶ用に
筵(むしろ)を二つ折りにして袋状にした叺(かます)のように
口が大きいことからつけられた名前です。

体長は大きいもので50cmぐらいになる細長いカマスは白身の魚で蛋白質、脂肪、
ビタミン、ミネラルが含まれ、ビタミンDの含有量が多いのが特徴です。
幼魚の時は浅瀬に大きくなると深い場所で群れをなし、
カマス一匹底千匹と言われ、一匹見たら大きな群れが潜んでいます。スマートな魚体で
時速150kmものスピードで獲物を追いかけるように攻撃的なところもあります。

1年中水揚げはありますが、「秋カマスは嫁に食わすな」と言われるほど
秋になると脂が乗っておいしくなります。鮮度のよいときは刺身でも結構ですが、
皮と皮下がうまいので、表面をあぶり焼霜造りにするとより美味しくいただけます。
また酢で〆て棒寿司にするものいいでしょう。

でも一番の美味しさを味わうには焼きカマスがなんといっても最高でしょう。
「カマスの焼き食い一升めし」(広島地方の諺)といわれ、浜で網を曳いてきた時
網から飛び出してピチピチ跳ねているカマスを焼いておかずにすると
一升のご飯も食べれてしまうといいます。パリッと焼けた皮とふっくらした身の旨味を
是非味わってみていただきたいものです。


福岡中洲の寿司屋 -鮨と炙り 龍の壺-

福岡市博多区中洲2丁目5−15 第1ラインビル 1F
TEL 092-282-1010
営業時間:18:00~翌3:00
定休日:日曜日

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