2016年2月9日火曜日

「鱸」なんと読むでしょう?



「鱸」これなんと読むかわかりますか?

先日友人の結婚式の際、お料理 メニューで
「鱸のポワレ」と書いてあって、全く読めず・・・
でもそのあまりの美味しさに思わずスタッフさんに
「これ何と読みますか?」と尋ねてしまいました。
答えは「スズキ」です^^ 勉強になりました。

スズキはブリと同じように出世魚です。
幼魚をコッパ、15センチ以下をハクラ、
15~18センチをセイゴ、2~3歳でハネ、
4歳以上・60センチ以上がスズキと呼ばれます。

スズキの名はその身が白くすすいだように
きれいだったことから名付けれてとの説があります。
体全体は銀白色に輝き、形はあくまでスマートな流線形で、
気品のある魚といえるでしょう。

スズキは白身魚として、冬ヒラメ、春のマダイに夏スズキ
と言われるほど夏の旬の高級魚として誉たかい存在です。
北海道から九州地方の内湾で獲れる魚ですが、関東より関西で人気が高い。
古事記では大国主命が出雲の国での宴にスズキが卓を飾ったとあり、
また平清盛が若き時、熊野神社を詣でる船にスズキが飛び込んできて、
これは吉兆なりと近従者の言葉どおり、清盛は出世した。
やはり関西に馴染みがあるようです。

淡泊な中に独特の風味の透明感のある白身で川魚を思わせる香りも特徴です。
寿司屋さんでは鯛、ヒラメに並ぶ白身魚の人気で、
絶品は夏のスズキのあらいで冷水に浸された身がしまり、
さっぱりとしながらコクのあるとても美味です。

冷酒があれば最高のひと時となるでしょう。
もちろん焼きにも向いていて、島根県の宍道湖地方では、
湿らせた奉書に包んで蒸し焼きにした
「スズキの奉書焼」が名物料理として長く受け継がれています。
寒い時期に脂ののった魚にであうことはよくありますが、
暑い時期に最高に美味しくなるスズキはとても貴重な魚であります。


福岡中洲の寿司屋 -鮨と炙り 龍の壺- 

福岡市博多区中洲2丁目5−15 第1ラインビル 1F
TEL 092-282-1010
営業時間:18:00~翌3:00
定休日:日曜日

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